競馬で儲けたいと思う人は多いと思いますが、今回は、競馬で儲けて裁判まで発展してしまった卍さんの書籍「馬券裁判」を購入しましたので、書籍レビューしていきます。

書籍では、章立てされている通りに進むのですが、個人的に気になる箇所をピックアップしていきます。

概要について

卍さんは、友人との付き合いで競馬を始めたことがきっかけで馬券を購入するようになります。そこから分析癖のある卍さんは、競馬に夢中になるようになります。

最初は赤字スタートだったようですが、どんどん分析の精度が上がり、ネット情報、専門誌、競馬本などあらゆる情報を収集して次第に黒字化させていったようです。

しかし、仕事が忙しくなって、詳しい分析をやめ、ネットの有料予想などを購入して馬券を買ってからはマイナスが続いたため、結果競馬からは少し離れることになったということでした。

その後、時間に余裕が出たため、また競馬を再開し始めたとのことですが、今度は、しっかりデータ分析をして馬券を買うようになったようです。

そこで、利用するようになったのが馬王という有料競馬ソフトでした。馬王は、ユーザーごとにカスタマイズして予想することができるため、分析予想には非常に適していたようです。また自動でデータ更新と馬券購入もしてくれるので、非常に重宝されているようでした。

過去に参考にしていた情報

スピード指数

コンピ指数

週刊競馬ブックに記載されていた厩舎のコメントや騎手の勝因敗因のコメント

などを競馬開始初期に利用されていたようです。

現在は、独自のファクターを予想に組み込んで予想をされているようです。

現在利用しているツールについて

JRA-VAN

馬王

JRDB

の3つのツールを活用されているようです。

基本的には、様々なところで取得した有用なデータを馬王に取り込んで独自の予想をしていくようです。

馬券購入の方針

「勝ち馬を予想するのではなく、過小評価されている馬を買う」

非常に参考すべき考え方です。

例えば、オッズが5倍ということは、5回予想して4回外れることを想定してはじき出された数値なので、基本は外れるということを念頭に動くということです。

よく失敗しがちなのは、当たることを見越して、予想してしまいがちなのですが、それは回収率100%以上を目指す投資の上では非常に危険という考えのもと、行動されているようです。

投資金額について

金額式というものを採用されています。

残高×0.08÷オッズ=投資金額

で馬券を購入されています。

特に、儲かる競馬を目指すは、投資金額は重要です。

理由は、投資金額が多すぎると、外れが続いて破産してしまうということ、投資金額が少なすぎると、いつまでたっても大きく稼ぐことができないからです。

そのちょうど良いバランスが上記の指標ということでした。

具体的には、120回連続で外しても、破産はないということですね。反対に120回連続で外すようなら、破産するということです。

また大きく稼ぐためには、あくまで残高ベースで掛け算することが重要です。

たくさんの残高があるときは、その分、多くかけていくことになり、残高が低くなれば、その分、低くかけていくことになります。

オッズは必ず確認

基本的な投資金額は残高×0.08÷オッズなのですが、例外があります。

それは自分が投票する金額によって、オッズが下がる場合です。

特に投票金額が少ないレースに起こりがちです。

地方開催の午前中のレースなどは特に注意が必要です。

三連単の場合は、投票金額が多いことがたくさんありますが、それでも大きな金額を購入しようとすると、オッズが下がってしまうので注意が必要です。

馬券を購入する前には、必ずオッズがどのくらいになるかを確認しましょう。

目安は3.0%以上、オッズが下がることは避けるようにしましょう。

データ分析の方法

この本では詳細なデータ分析方法については語られていませんが、概ねの主張は以下です。

回収率と相関関係が認められるような重要なファクターを見つける必要がある。

そして重要なファクターを見つけた場合は、加点減点方式で馬を判断していく。

ファクターは細かすぎても、効果が薄くなるため、あくまで重要なファクターに絞る。

加点減点方式にする理由は、加点減点方式にした方がより正確にレースに結果に反映される可能性があるから。

例えば、条件に合致しなかった場合に馬を対象外にすると、的中する確率も大きく下がるとのこと。

ファクターは、今後の状況によって、変更する可能性もあるため、随時チェックしていく必要がある。

例えば、競馬場の改修作業などで、内枠外枠の有利振りが変わるようになったりする。

ファクターごとに、加点減点のポイントに優劣をつけて評価する。例えば、枠順の優劣は0.5ポイント、前走の不利は1.0ポイントなど。

外れ馬券に関する裁判

馬券に関する裁判について、いくつか判例が出ているもののネットで調べてみると、認められるのか認められないのか何だかはっきりしていない。

なので、ここでは見解を述べておく。(但し、この見解は、裁判所によるものではなく、あくまで個人的な判断によるものなので、採用しても責任はとれません)

まず、卍氏の馬券裁判について、システム的に自動で継続的に購入していたため、一時所得ではなく雑所得にあたるとして、外れ馬券は経費にあたるという判決が出たようです。

しかし、他の人の馬券裁判では、システムチックに購入はしていたものの、私的判断も含まれるような購入方法をしていたため、外れ馬券は、一時所得に該当し、経費にあたらないと判断されたようです。

すなわち、2つの判例を比較した場合、誰でも買い目が一緒になるように数値化して、自動的に購入できるような仕組みであれば、外れ馬券は経費にあたりそうです。

反対に、少しでも私的感情や自分の思いみたいなものが入ってしまうと、経費とは認められないと考えておいた方が良いでしょう。

つまり、外れ馬券を経費として扱うのは、かなり難しいです。本当に自動購入するシステムで買わないといけないと考えておいた方が良いです。

しかし、本当に自動で買うだけであれば、競馬としての面白みがなくなってしまいますね。ビジネスライクとして考えることだけに注力しないといけません。

最後に

馬券裁判の書籍では、具体的な攻略法の記載はありませんでしたが、どのようなツールを用いて、どのように考えて投資していくかということが分かりました。

そして、馬券の経費問題についても色々と考えさせられる部分がありました。個人的には、JRAは国が運営しているのですから、宝くじと同じ扱いにすべきなのではと考えてしまいますが、こればっかりはどうしようもありません。

回収率、期待値という考え方はビジネスでも非常に役立ちますので、改めて考えされた良い書籍でした。

 

一緒に読むことで、より知識が深まります。