あなたがこれからビジネスを始めたいと思った時に、ブルーオーシャンの戦略をとるべきなのか、それともレッドオーシャンの戦略をとるべきなのか迷うことでしょう。

今回は、ブルーオーシャンとレッドオーシャンのそれぞれの特徴を説明した上で、どちらの戦略を利用していくべきなのかを話していきます。

ブルーオーシャン戦略の特徴

ブルーオーシャン戦略とは、まだ誰も参入していない未開拓の市場に参入し、新たな価値やサービスを提供することで、市場を開拓していく戦略です。

ブルーオーシャン戦略はフランス欧州経営大学院教授W・チャン・キム氏とレネ・モボルニュ氏によって提唱されました。

バリューイノベーション(価値革新)に注目した手法で、今までになかったものを高価格・低コストで販売することを目指すため、基本的には収益性の高い戦略となっています。

ブルーオーシャン戦略は、素早い決断と実行力が必要なため、中小企業や個人事業主に是非とも採用して欲しい戦略の一つです。

大企業もブルーオーシャン戦略を採用することが出来ますが、大企業の場合は、経営資源を最大に活かし、市場づくりとブランド育成を行っていくことを目標にした方が良いでしょう。

大企業によるブルーオーシャン戦略の成功は、長期的に大きな利益を及ぼすため、実践する価値はあります。

ブルーオーシャン戦略の成功の秘訣は、的確なマーケティング知識と膨大なリサーチです。

ブルーオーシャン戦略のメリットとは

ブルーオーシャン戦略のメリットは、以下の3つです。

ライバルがいない

利益率が高い

長期的に大きく成長する可能性がある

ライバルがいない

ブルーオーシャン戦略の根底ともいうべきメリットは、ライバルがいないということです。

そもそもブルーオーシャン市場は参入企業が少ないからこそ価値があるわけです。

もし既に参入企業がいたとしても、勝算が見込める市場でなければ、ブルーオーシャン戦略は採用するべきではありません。

また、顧客としては、その業界に参入している企業が何社いるのかも不明なことが多いため、あなたの会社が知られた段階でほぼサービスを提供することになります。

すなわち、ほぼ独占状態となるわけです。

利益率が高い

ブルーオーシャン戦略において最も大きなメリットは利益率が高いということです。

なぜなら、ライバルがいないため、価格を自由に設定することが出来ます。

従って、自身の都合に良いように価格を決めれるので、利益率を高くすることが可能です。

通常、価格競争はライバル企業がいて、初めて起こり得るのですが、ライバルがいない状態なので、安定して高利益を得ることが予想されます。

長期的に大きく成長する可能性がある

ブルーオーシャン市場は、まだ始まったばかりの市場ともいえます。

少なくとも世間的な認知度は低いことが多いです。

しかし、世間の認知度が高まり、市場が拡大する可能性があります。

市場の拡大に伴い、顧客の数も当然増加します。

すると、あなたの会社も市場規模に合わせて、大きく成長する可能性もあります。

市場が拡大していくときに、多くのシェアを獲得出来ていれば、売上は比例するように上がっていきます。

ブルーオーシャン戦略のデメリットとは

ブルーオーシャン戦略のデメリットは、以下の3つです。

マーケティングの正確な知識が必要

大手企業が参入する可能性がある

代替サービスが登場する可能性がある

マーケティングの正確な知識が必要

ブルーオーシャン戦略では、参入する市場や提供する商品やサービスに需要があるかどうかが重要です。

マーケティングの知識がないと、誤った情報で参入することになってしまいます。

例えば、実はライバルが多かったとか、思ったよりも需要がなかったということが考えられます。

そのような場合、結果として売り上げも低くなるので、大ピンチとなります。

なので、参入するのであれば、しっかりと市場を分析できる能力が必要不可欠なのです。

大手企業が参入する可能性がある

ブルーオーシャン戦略は、中小企業に向いている戦略ですが、市場が伸びそうとか、大きな売り上げをあげれそうと大手企業が見込んでくると、資金力にものを言わせて、がっつり市場を奪い取られることがあります。

特に、儲かりそうだと判断すれば、沢山のライバルたちが登場してきます。

あっという間に、薄利多売のビジネスに切り替わってしまうことでしょう。

そのようになってしまうと、ブルーオーシャン戦略のメリットが失われてしまいます。

代替サービスが登場する可能性がある

ブルーオーシャン戦略は、既にある技術や商品やサービスを使って成功している会社も沢山あります。

すなわち、ブルーオーシャン戦略で成功するためには、必ずしもイノベーションは必要というわけではありません。

しかし、全く新しい商品やサービスの登場によって、それまで独占状態だった状況が一切不要なものとなる可能性も秘めています。

レッドオーシャン戦略の特徴

レッドオーシャン戦略とは、競争が激化している市場で、シェアの拡大を狙っていく戦略になります。

レッドオーシャン戦略はブルーオーシャン戦略と同様にW・チャン・キム氏とレネ・モボルニュ氏によって提唱されました。

レッドオーシャン戦略では、ライバル企業の価格競争や、独自の付加価値を与えるなどを行い、業界のシェアを獲得して、生き残っていくことを目標にします。

価格競争に陥れば、資本的に余裕のある大企業が有利になります。

レッドオーシャン戦略のメリット

リサーチの必要がない

レッドオーシャン戦略は既に存在している大きな市場に乗り込んでいく戦略となります。

したがって、需要があることは判明しているため、特段マーケティングリサーチを行う必要はありません。

本来マーケティングは難しく時間もコストもかかるため、リサーチを行う必要がないというのは、かなり楽な作業となります。

市場規模が把握できる

大きな市場のため、既に多くのデータが存在していることになります。

すなわち、データを分析すれば、業界でどれだけ売り上げがあるのか、どの企業がシェアを占めているのか簡単に調べることが出来ます。

そして、分析結果をもとに、自分たちはどのような戦術で攻めていくかを考えれば良いので、的を大きく外すことはありません。

レッドオーシャン戦略のデメリット

ライバルが強い

レッドオーシャン戦略の場合、既に大きな市場となっているため、大企業が参入していることがほとんどです。

そして、大企業は豊富な資金力を持っていますので、数で勝とうろすると、ほとんど勝ち目はありません。

また、膨大な資金を持っているため、大手企業が事業を撤退することは考えずらいです。

そして、大手企業というだけで、日本の場合、信頼度が格段に上がることになります。

結果として、大手企業がシェアを奪いやすい環境になるため、自分達の会社がシェアを獲得するのは、非常に困難な道なのです。

豊富な資金力が必要

レッドオーシャン戦略の場合、大手企業が参入しているため、シェアを獲得しようとすると、豊富な資金が必要になってきます。

なぜなら、市場規模が把握できるため、どこにいくらまでお金を掛けれるか判断出来ますので、黒字を確保できるのであれば、大手企業はその分、お金を投資してくることになります。

なので、資金力に余裕がない人は、この業界を攻めるのはなかなか難しいでしょう。

但し、レッドオーシャンの分野では、市場が非常に大きいため、小さな取りこぼしなどを狙うことも可能です。

シェアを獲得しようとするよりも、細かい所を拾っていくという戦略もとることが可能です。

ブルーオーシャン戦略とレッドオーシャン戦略を比較した結果

ブルーオーシャン戦略とレッドオーシャン戦略を比較してきました。

ブルーオーシャン戦略は、主に中小企業向けの戦略で、少ないコストで、大きな利益を得ることが可能です。

しかしながら、正確なリサーチ力が必要で、リサーチを外してしまうと、それまでに費やしていた時間とお金が全て無意味となってしまいます。

また、ライバルの参入には注意しなければいけません。

一方で、レッドオーシャン戦略は、大企業向けの戦略となっています。

レッドオーシャン戦略では、市場規模が分かるため、予算の都合と利益の見込みが立てやすいのが特徴です。

しかしながら、儲かることが分かっているため、ライバル企業も沢山参入してきます。

そこで、ライバル企業に勝つためには、豊富な資金力が必要だったりしますので、資金力がない中小企業は採用しずらい戦略となっています。

まとめ

中小企業の人は、基本的にはブルーオーシャン戦略を採用すべきです。

レッドオーシャン戦略を採用する人は、お金に余裕のある人に限るべきでしょう。

従って、多くの場合は、ブルーオーシャン戦略を採用して、ビジネスを進めていくことがおすすめです。

一緒に読むことで、より知識が深まります。